Wake On LANでパソコンを遠隔起動

Wake On LANはネットワークを介してパソコンを起動する技術です。

Wake On LANを使うとスマホやスマートスピーカーからパソコンを起動できるようになるので、パソコン本体の設置場所に対して選択肢が増えます。私のメインPCは作業机の天板下の奥に設置しており机の上はスッキリです。また、サブ機のノートパソコンもラックの棚に縦置き(いわゆるクラムシェルモード)して設置スペースを最小限にしています。

Wake On LANの設定方法

まずは、そもそも対応しているか?確認 ~物理編~

有線LANポートが実装されているパソコンはWake On LANに対応している可能性が高いです。

近年は軽量化のため特にノートパソコンにおいては、有線LANポートが無かったりUSB<->LAN変換アダプタを使って有線LAN接続をするものがあります。これらは非対応の可能性が高いです。

無線LANによるWake On LANについてはこの記事では扱いません。

まずは、そもそも対応しているか?確認 ~設定編~

Wake On LANに対応しているパソコンには機能を有効化するための設定項目があります。設定項目はパソコンのBIOSにありますので、まずはBIOSを起動します。

BIOSの起動方法がわからない場合は、以下の記事を参照してください。

BIOSが起動しましたら、Wake On LANを有効化するための項目を探します。

項目名は、「これ」と決まっているわけではありません。例えば

  1. Wake On LAN
  2. Power on by PCI devices
  3. Remote Power On

などです。見つからなければ…諦めてください。※上記以外にもあります

一般的にBIOS画面では左右キー[←]/[→]で大項目の移動、上下キー[↑]/[↓]で詳細項目の移動、[Enter]キーで更に詳細な項目の表示などができます。操作方法はBIOS画面の下部に表示されていることが多いです。

項目が見つかりましたら、有効化(Enable)します。

設定後は忘れずに保存をします。ほとんどの機種では[F10]キーでBIOSの設定保存となります。項目を選択して保存するならば [Exit Saving Changes]項目を選んで保存をします。

MACアドレスの確認

起動対象のパソコンのネットワークインタフェースに割り当てられた固有の番号を調べます。

  1. スタート(  ) をクリック
  2. [すべて >]をクリック
  3. [Windowsツール]をクリック
  4. [コマンドプロンプト]をダブルクリックして起動
  5. コマンドプロンプトの画面で以下のコマンドを入力して[Enter]キーを押下
> ipconfig /all
  1. “IPv4アドレス” 項目を含むアダプターを探す
  2. 物理アドレス(=MACアドレス)を控える(Ex. 12-34-56-78-9A-BC のようなものです)

動作確認

動作確認はツールを使います。

Windows版 …「Wake on LAN for Windows

iPhone/iPad版 …「Wolow – Wake on LAN

Android版 … 「Wake On Lan

などがあります。先ほど控えたMACアドレスを指定して起動確認をしてください。

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